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【小林耳鼻咽喉科医院】 世田谷の耳鼻咽喉科 めまい 耳鳴り アレルギー性鼻炎 耳鼻科

病診連携会に参加しました

今日は寒い一日でしたね。

 

 

9日水曜日は病診連携会に参加しました。

 

 

会場はセルリアンタワーホテルです。

 

 

鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎に対する

国立東京医療センターでの

デュピクセント治療

 

国立東京医療センター

耳鼻咽喉科 南 修司郎先生

 

 

鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎に対する

新しい治療法です。

 

デュピクセントはアトピー性皮膚炎

などの治療に用いられる

遺伝子組み換えヒト型

モノクローナル抗体です。

 

インターロイキン4/13の

シグナル伝達を阻害し

Th2型炎症反応を抑えます。

 

 

好酸球性副鼻腔炎で

手術をしても鼻茸が再発する方や

ステロイド剤の内服でも

副鼻腔炎が改善しない方

が対象となります。

 

 

二週間に一回初回に600mg

二回目以降は300mgを皮下投与します。

 

 

発表ではデュピクセントの投与で

副鼻腔炎だけでなく、気管支喘息まで

改善した例が多く、

大変効果のある治療法でした。

 

 

好酸球性副鼻腔炎でお困りの方には

新しい治療の選択肢が増えたことになり

時代の進歩を感じます。

 

 

 

 

続いて

慶應義塾大学耳鼻咽喉科学教室

小澤 宏之教授

 

 

鼻副鼻腔腫瘍に対する

内視鏡中心とした治療戦略

 

 

鼻腔に出来る腫瘍は

手術で切除する範囲を決めるのが

難しい例があります。

 

 

内視鏡での操作の工夫や

鼻腔の悪性腫瘍の治療で

脳外科との共同手術についてなど

手術中のビデオを見ながらの解説で

大変わかりやすい発表でした。

 

 

講演終了後に

南先生、小澤先生とも色々お話しでき

国立東京医療センターの

角田晃一先生にもご挨拶できました。

 

角田先生は

音声治療のスペシャリストで

多くののどの病気の方を紹介し、

患者さんにも大変感謝されています。

 

 

さまざまな事を勉強できて

大変有意義な会でした。

 

これからも積極的に

勉強会に参加したいと思います。