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【小林耳鼻咽喉科医院】 世田谷の耳鼻咽喉科 めまい 耳鳴り アレルギー性鼻炎 耳鼻科

日野原重明先生の名言

7月18日、医学会の重鎮である

日野原重明先生が逝去されました。

105歳の現役医師でした。

 

日野原先生のお言葉には何度も感銘を受けました。

 

子供達に対するお言葉

 

命はなぜ目に見えないか。

それは命とは君たちが持っている時間だからなんだよ。

死んでしまったら自分で使える時間もなくなってしまう。

どうか一度しかない自分の時間、

命をどのように使うかしっかり考えながら

生きていってほしい。

さらに言えば、

その命を今度は自分以外の何かのために使うことを

学んでほしい。

 

 

働いている人に向けた言葉

 

50代、あるいは60代に向かおうとしているこれからは、

いよいよ自分のやりたいように、

自分が自分を開発する自由が与えられる時期です。

そうして開発した自分を社会に還元していくのが、

第二の使命だと思います。

 

 

日野原先生の座右の銘

 

マルティン・ブーバーという著名な哲学者は、

「人は始めることさえ忘れなければ、いつまでも若くある」

という言葉を残しました。

新しいことへの挑戦を続ければ、体は老い衰えても、

心の若さはいつまでも続く。

私なりに「創(はじ)める」という字を当てて

座右の銘にしています。

 

 

病気に対して

 

病気になるのは辛いことですが、

のちのちの健康を考えれば悪いことばかりではありません。

たとえば私は医学生のころ結核にかかりましたが、

長く病床に伏した経験があるために、

患者さんの気持ちがよくわかるようになりました。

90歳を過ぎたいま、

他人の何倍もの仕事をこなしていられるのは、

結核を克服することで病気全般に対する免疫力、

抵抗力が高まったからだと思っています。

 

人間とはそもそも「病む」生き物であり、

必ず欠陥を抱えて生きています。

そのことを踏まえたうえで、

今日という日を健やかに生きればいいのです。

 

生物的な「老化」は避けられない現象ですが、

自ら新しいことを始めていれば

精神的な「老い」は避けられるのです。

 

医師に対して

 

医学以外のところで患者さんの心の支えになることが、

本当の医術ではないか。

 

 

数々の先生の名言の中でも私の好きな言葉

 

自分のためにでなく、人のために生きようとするとき、

その人は、もはや孤独ではない。

 

改めて先生の言葉に励まされます。

 

 

これからも心の中に先生の言葉を留めて

日々前向きに努力したいと思います。