めまいについてご相談ください(日本めまい平衡医学会めまい相談医)

Tel: 03-3413-2062

【小林耳鼻咽喉科医院】 世田谷の耳鼻咽喉科 めまい 耳鳴り アレルギー性鼻炎 耳鼻科

熱中症と漢方薬

今日はかなり暑い1日でしたね。

 

 

連日の猛暑で熱中症の方も増えています。

環境省のホームページには

熱中症の予防や対処方法について

詳しく解説されています。

 

東京、大阪、名古屋、新潟、広島、福岡の6都市で

熱中症による搬送患者数は12,804人

死亡数30人と極めて多くなっています。

 

 

 

漢方医学の考えでは

熱中症は水毒、気虚、脾虚、表虚の状態です。

 

 

 

熱中症の初期にはのどの渇き、頭痛、めまい

尿量減少、発汗などがみられます。

 

五苓散は脱水や体液の偏在など

水毒による症状を改善し

嘔吐や下痢などの胃腸障害にも有効です。

 

五苓散は小児の嘔吐や下痢、頭痛にも用いられ

実際に低気圧や台風の時に

頭痛がするお子さんに処方して

すぐに元気になる様子を見て

漢方の勉強をして良かったと、

とても嬉しく思います。

 

 

またほてりや口渇、多量の発汗には

白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)

越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)

が有効で、構成成分の

石膏が身体を冷やす作用があります。

 

 

 

熱中症の後期には食欲不振や倦怠感が出現し

清暑益気湯が効果的です。

 

 

クーラーをかけて寝てしまい

ずっとだるさが取れないなど

お困りの方はぜひご相談下さい。