今日はかなり暑い1日でしたね。
連日の猛暑で熱中症の方も増えています。
環境省のホームページには
熱中症の予防や対処方法について
詳しく解説されています。
東京、大阪、名古屋、新潟、広島、福岡の6都市で
熱中症による搬送患者数は12,804人
死亡数30人と極めて多くなっています。
漢方医学の考えでは
熱中症は水毒、気虚、脾虚、表虚の状態です。
熱中症の初期にはのどの渇き、頭痛、めまい
尿量減少、発汗などがみられます。
五苓散は脱水や体液の偏在など
水毒による症状を改善し
嘔吐や下痢などの胃腸障害にも有効です。
五苓散は小児の嘔吐や下痢、頭痛にも用いられ
実際に低気圧や台風の時に
頭痛がするお子さんに処方して
すぐに元気になる様子を見て
漢方の勉強をして良かったと、
とても嬉しく思います。
またほてりや口渇、多量の発汗には
白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)
越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)
が有効で、構成成分の
石膏が身体を冷やす作用があります。
熱中症の後期には食欲不振や倦怠感が出現し
清暑益気湯が効果的です。
クーラーをかけて寝てしまい
ずっとだるさが取れないなど
お困りの方はぜひご相談下さい。