今日から9月で、月日の経つのは本当に早いものですね。
今日は横浜で開催された漢方研究会に参加して来ました。
全国の漢方治療を専門とする医師が集まり
意見交換をする貴重な機会です。
- 人参（にんじん）
- 当帰（とうき）
- 芍薬（しゃくやく）
- 地黄（じおう）
- 白朮（びゃくじゅつ）
- 茯苓（ぶくりょう）
- 甘草（かんぞう）
- 桂皮（けいひ）
- 黄耆（おうぎ）
- 遠志（おんじ）
- 陳皮（ちんぴ）
- 五味子（ごみし）
が配合されている漢方薬で
消化管の働きを高めて
体力が低下している方の全身状態を改善し、
生命活動の根源的なエネルギーである「気」
を補う作用もあり、滋養強壮や血行改善にも効果があります。
効能・効果は
食欲不振 ねあせ 手足の冷え 疲労倦怠
貧血 術後の体力低下
となっています。
私とも懇意にしている
みなと赤十字病院の新井基洋先生は
めまいのリハビリテーションと
漢方薬の効果について発表されていました。
先生の明るく前向きな姿勢が講演でも遺憾なく発揮されていて
会場に参加していた多くの先生方も
わかりやすい発表と高齢者に対する人参養栄湯の効果に
感心していました。
特に高齢者では長期間の人参養栄湯内服後
投与前よりも握力が上昇するというデータは
大変興味深かったです。
新井先生はめまい平衡医学会で
とても素晴らしい発表をされていらして
今回もさらに充実した内容で良かったです。
長時間の研究会でしたが
新たな知識を吸収できて、大変有意義な会でした。
今回勉強して得たさまざまな新しい知識を、
これからの外来に生かしていきたいと思います。
