今日は日差しが強く、日中はかなりの暑さでしたね。
耳鼻科医になったきっかけは
父が耳鼻科だったことも大きいですが
直接病変を見る事が出来て、処置や手術をすることで
患者さんの苦痛を早く取り除くことが出来る点に
魅力を感じたからです。
また内科的な治療や外科的な治療も両方行うことが出来る点
特に耳の手術治療で聞こえなかった聴力が改善したり
鼻の手術で長年の鼻づまりが楽になったり
直接生活の質が上がる治療が出来る事も魅力です。
呼吸困難で気管内挿管が難しい症例では
気管切開術を行うことで
気道を確実に確保できる技術がある事も
他の科の先生にはなかなか出来ない治療手技です。
その他にも、大量の鼻出血を短時間に止血できることや
のどや鼻、耳の異物を素早く摘出できること
など患者さんの苦痛を早く取り除けることも魅力です。
耳鼻科の医師にとって嬉しい瞬間は
患者さんが長年の症状が取れてすっかり良くなりましたと
笑顔で報告して下さる時です。
漢方治療では、患者さんの訴えていた症状の他に
気になっていた別の症状が取れることがあります。
のどの違和感で受診した女性患者さんに
半夏厚朴湯（はんげこうぼくとう）を処方したところ、
のどが軽くなっただけでなく
20年以上に渡って続いていた不眠も解消して、大変感謝されました。
まためまいで朝起きられない、倦怠感、
吐き気がひどいという17歳の女性患者さんに
苓桂朮甘湯（りょうけいじゅつかんとう）
を処方したところ、めまいが良くなっただけでなく
長年続いていた車酔いまで改善しました。
これからも患者さんにとって最善の治療が出来るよう
日々努力していきたいと思います。
