最近は急に寒くなってきました。
体調を崩される方も多くいらしています。
11日土曜日は
日本耳鼻咽喉科漢方研究会に参加してきました。
漢方治療を行っている
耳鼻科医師が集まる
年に一度開催される会で、
参加者も全国から集まり
かなりの盛況でした。
近年増えている病気が
持続性知覚性姿勢誘発めまい
(PPPD)です。
急性に起こるめまいの後
三ヶ月以上続く浮遊感、
不安定感が特徴で
目の前を動くものを見ると
症状が悪化します。
治療はリハビリテーションと
抗うつ剤ですが
精神科の薬を長期間使用するのは
効果がない場合の追加治療が難しく、
漢方治療も選択肢に入ります。
発表では加味逍遙散
桂枝加竜骨牡蛎湯
(けいしかりゅうこつぼれいとう)
の効果について解説があり
桂枝加竜骨牡蛎湯は
痩せ型で虚弱体質で顔色が悪く
精神不安、神経過敏の方に処方との
わかりやすい説明がありました。
今後の漢方の使い分けに
大変役立ちました。
会場ではお世話になった
小川郁先生
ともお話し出来てとても嬉しかったです。
今回多くの最新の医学情報を勉強できました。
これからの外来に
新しい情報を生かして行きたいと思います。