今日は雨になり気温も下がり、
すっかり昨日とは違う一日になりましたね。
急な気温の変化で体調管理が難しい時期になりました。
のどの痛みやめまいなどで来院する方も増えています。
昨日は外来終了後
新宿での漢方セミナーに参加しました。
講師は大野クリニック院長 大野 修嗣先生
四季の漢方（秋）という内容で
この時期に多い病気に対する漢方処方についての講演です。
会場にはたくさんの先生方が参加されていました。
六君子湯（りっくんしとう）
は消化機能を改善して食欲増進
胃もたれなどの症状を緩和するすぐれた漢方です。
これまでは単独で処方することがほとんどでしたが
消化管の症状以外の病態に応じて
合方の処方を解説していただきました。
また食後の症状や
心窩部の症状に応じた漢方薬の使い分けについても
簡潔にまとめられていました。
のどのつまった感じ
食後の胃もたれなどを主訴に来院される
逆流性食道炎の患者さんが
西洋薬での治療効果がない場合に
漢方の処方で症状が改善することを多く経験します。
講義では多くの症例と具体的な漢方処方について
自分の考え方の参考になる先生の解説で
今後の外来にも役立つ知識がさらに増え
大変勉強になりました。
また講演終了後の質疑応答の時間に
多くの先生方が、外来で困っている患者さんについて
大野先生から的確なアドバイスを受けていて
この質問時間も大変参考になりました。
これからも勉強会に積極的に参加して
漢方に関する知識を増やして行きたいと思います。
