今日は晴れて気持ちのいい一日になりましたね。
以前済生会中央病院に勤務していた時
看護学校の学生さんに
耳鼻咽喉科の講義をしていました。
耳鼻科疾患について講義の後
看護師を志望する動機について質問しました。
身近な人が病気になったり怪我をしたりした際
医療を志すきっかけとなった人が多く
いろいろな職業がある中
人から感謝される職業はあまりないので
やりがいのある職業であることを説明すると
生徒の皆さんは納得していたようです。
さらに患者さんは病気で弱っているので
いたわりの気持ちが大事であることや
患者さんを通じて人間的に成長できることなど
医療従事者としての心得をお話ししました。
医師としての資質について
・患者さんに暖かく優しく接し、
安心感を与えることが出来る
・患者さんの訴えに傾聴し、
その苦痛・苦悩に共感することが出来る
・患者さんが非言語的に表現している
あるいは訴えていない所見や兆候を見逃さない
・患者さんの病気の成り立ちを局所的、分析的に見るだけでなく
全体的、総合的に見て、患者さんにわかりやすく説明できる
・患者さんの症状の変化に応じて
的確、迅速な対処が出来る
・患者さんの話の内容によって人間的な価値評価をせず
診療内容を手加減しない
・医師として医療技術の向上に努め、
患者さんを人間として
より広く深く理解しようとする努力を忘れない
・患者さんを師とし、生涯にわたって学習を続けようという
意欲を失わない
これらの事を伝えると
皆さん医療に関して希望を持て
明るい表情となって笑顔で講義を聞いていました。
これからも日々精進して
前向きに医療に取り組みたいと思います。