4月27日は地球と月の楕円軌道上での距離が最も近い
満月(スーパームーン)で
夜空に綺麗な満月がみられました。
月を見ると何だかとても神秘的な思いがします。
星と三日月はイスラム教の象徴で
国旗に月、星がある国としては
トルコ
シリア
モルディブ
チュニジア
などがあり、月と星に対する信仰の深さが伺えます。
イスラム教では三日月は発展を、月は知識を表します。
UAEにある都市ドバイには
大きな三日月型の建物まであります。
クレッセントムーンタワーという巨大な建物です。
日本では昔から太陽は
恵みの象徴として尊ばれていますが
中東では一年中照りつける灼熱の太陽は
飢えと渇きなど常に生命に対する脅威の象徴であり
それに対して静かに夜空に輝く月や星は
神秘的なたたずまいで
信仰の対象となっているのでしょうね。
昨日の夜には皆既月食が見られるとのことでしたが
残念ながら都内では
一部の地域しか見られなかったようです。
伊達政宗の兜も大きな三日月で
とてもインパクトがあります。
戦国時代、武将の間では
月や星など天体を信仰する
妙味信仰が流行していました。
武将達は頭上で燦然と輝く
北極星を神格化し、妙味菩薩に武運を祈願しました。
妙味菩薩は戦いの守護者で
そのシンボルの一つが月でした。
伊達輝宗は政宗が生まれた時に
息子の旗印を白地に赤丸と決めました。
輝宗は旗印の日の対となるように
兜の前立てを月に決めました。
太陽と月という、地球を巡る主要な天体を
二つシンボルとして取り入れたことで
輝宗は我が子に神仏の守護を願ったと思われます。
伊達政宗が祀られている
仙台市の瑞鳳殿
こちらにもいつか訪問してみたいと思います。