【小林耳鼻咽喉科医院】 世田谷の耳鼻咽喉科 めまい 耳鳴り アレルギー性鼻炎 耳鼻科

勉強会に参加しました

今日は気温も上がり爽やかな秋らしい一日になりましたね。

 

 

 

 

5日金曜日は品川気道アレルギー研究会に参加しました。

 

 

 

 

はじめに松脇クリニック品川 松脇 由典先生の

「好酸球性副鼻腔炎の的確な診断と治療のために」

好酸球性副鼻腔炎の臨床診断

 

 

 

 

好酸球性副鼻腔炎は厚労省の難病指定疾患です。

この病気は手術でポリープを切除しても

高い確率で再発しやすいため

治療が長期化する傾向があります。

 

診断基準は各項目のスコア合計が11点以上あることです。

 

 

 

 

先生は開業しながら積極的に手術を行っていて

大学病院との連携もしっかり取っているため

最新の知識を更新しやすい環境にあり

自分も見習いたいと思います。

 

 

 

 

次の講演は東京慈恵会医科大学 病理診断部

鷹橋 浩幸先生の

「好酸球性副鼻腔炎の病理診断と鑑別疾患」

 

 

 

 

同じ好酸球性副鼻腔炎でも欧米とアジアで病理組織像が異なり

鼻茸の炎症細胞の浸潤程度が異なるという発表は

興味深いものでした。

 

 

 

 

副鼻腔炎の中には真菌による好酸球性真菌症もあり

他にも鑑別疾患としてサルコイドーシス

呼吸上皮腺腫様過誤腫などが挙げられます。

 

病理の先生のお話を聞く機会はあまりなかったので

大変勉強になりました。

 

 

 

 

最後に

Mayo Clinic アレルギー免疫部門主任教授 紀太 博仁先生の

「アレルギー疾患における獲得免疫の役割」

 

 

 

 

アレルギー疾患のメカニズムを気道上皮からT細胞、

B細胞の分化などにつき最新の知見を解説していただきました。

 

海外の基礎研究の様子など

貴重なお話を伺えて、とても興味深い講演でした。

 

 

 

 

 

これからも引き続き積極的に

地域医療連携会に参加したいと思います。