土曜日の外来は初診の患者さんが多く、かなり忙しかったです。
外来終了後にアレルギーの勉強会に参加しました。
会場は品川インターシティホールです。
品川駅前はすでにクリスマスモードでした。
最初の発表は、東邦大学医療センター大森病院耳鼻咽喉科
大平 真也先生
「アレルギー性鼻炎の最新治療について」
最新の治療薬ではどの薬が一番効果的なのか
ご自身の体験から発表されていて説得力がありました。
さらにアレルギー性鼻炎を起こす鼻の神経を切断する
内視鏡手術についても動画を提示していただき
とてもわかりやすい発表でした。
続いての講演は
神奈川県立がんセンター 頭頸部外科 医長
古川 まどか先生
「頭頸部の超音波診断学」
超音波診断で腫瘍性病変の性状を把握した上で
手術治療に進むことが重要であるというお話でした。
講演終了後の質疑応答の時間に
頚部リンパ節腫瘤の際、安易に摘出術を実施してしまい
副神経の神経鞘腫であった場合には
神経切断症状が出て訴訟となるケースが多いので
学会としても注意を喚起する必要があるのでは
と質問しました。
古川先生も同じご意見で
今後は外科医にも周知する必要があるとおっしゃっていました。
その後の懇親会でさらに古川先生とお話しましたが
学生時代から頚部リンパ節を安易に摘出しないよう
教育していくことで、どの診療科に進んでも
副神経鞘腫を疑うことができるので
今後の医学教育にも取り入れるべきという前向きな結論となりました。
いろいろなお話が出来て充実した会でした。
これからも積極的に勉強会に参加して行こうと思います。
