【小林耳鼻咽喉科医院】 世田谷の耳鼻咽喉科 めまい 耳鳴り アレルギー性鼻炎 耳鼻科

ハンノキアレルギーと口腔アレルギー症候群

今日は晴れてとても気持ちの良い一日でしたね。

スギの花粉症の方もかなり増えてきています。

 

 

口腔アレルギー症候群

(oral allergy syndrome :OAS)とは

ある果物や野菜を食べた時に

口の中がかゆくなったり刺激を感じたり

喉の奥が狭くなる症状が現れる一連の症候群です。

 

 

口腔アレルギー症候群は、果物や野菜に含まれる

アレルギーを起こす原因物質(アレルゲン)

が口腔粘膜に触れて起こります。

 

 

これらのアレルゲンは、

花粉のアレルゲンと構造が似ているため、

花粉症の方は口腔アレルギーを発症することがあります。

 

 

53

 

花粉の種類によって

口腔アレルギー症状が出やすい食べ物があります。

 

花粉症で口の中に症状がある方は、

アレルギーの原因となる食物を確認して

避ける事が重要です。

 

 

スギ花粉の飛散時期の前には

ハンノキの花粉が飛んでいます。

 

 

飛散時期も1月から6月と長く、

毎年春先に鼻炎の症状がある方が

スギ花粉症と思って血液検査をしても

陽性反応が出ない場合

ハンノキアレルギーの可能性があります。

 

ハンノキアレルギーの方は

リンゴ モモ ナシ サクランボ

ビワ イチゴなどで

口腔アレルギー症状が出やすい傾向があります。

 

 

当院で詳しい血液検査が出来ますので、

毎年春に花粉症の症状があり

食べ物を食べた後、のどのかゆみなどでお困りの方は

是非一度ご相談下さい。