5月に読んだ本の紹介です。
伊坂幸太郎
仙台での凱旋パレード中、突如爆発が起こり、
新首相が死亡しました。
元宅配ドライバーの青柳は、
旧友に「大きな謀略に巻き込まれているから逃げろ」
と促されます。
追跡に現れた警官は、あっさりと拳銃を発砲し、
身に覚えのない事件の犯人として
監視システムの目を逃れ
この巨大な陰謀から、果たして逃げ切ることはできるのか?
場面が切り替わるたびに驚きの出来事が起こり
目が離せない展開で
一気に読み進めました。
現代社会のかかえる問題が
至る所で提起されていて
色々と考えさせられます。
最終的には顔を変えて生き延びることが出来て
ほっとした結末となりました。
超訳 吉田松陰
池田貴将
松陰神社は地元の方に愛されている神社で
歴史好きな方も多く訪れています。
吉田松陰の言葉
かくすればかくなるものと知りながら
やむにやまれぬ大和魂
黒船に乗り込んで海外を見てみたいという
強烈な思いで、
ひたむきな生き方はとても魅力的です。
現代語訳されたこの本の言葉は
生きる勇気を与えてくれる素晴らしい内容が多く
何度も読み返しています。
「逆境に礼を言う」
鉄は何度も熱い火の中に入れられて
何度も固い金槌でたたかれて、
はじめて名剣に仕上がります。
すばらしい人生の送り方もよく似ています。
何度もくり返されるきわめて不都合で
ありがたくない経験の数々が
旅路を美しく輝かせてくれるのです。
「チームワークの本質」
あるチームはなにをやらせても
「利益になるかどうか」を考えながら行動します。
あるチームはなにをやらせても
「まわりにとっての最善は何か」
を考えながら行動します。
結局、大きな利益を手に入れるのは後者なのです。
吉田松陰について
また関連する本を読んでみたいと思います。
神長幹雄
高尾山に登るたびに自分の内面と対峙して
いろいろな気づきを得てきましたが
登山者の心の声を集めたこちらの本は
とても読み応えがありました。
登山が困難な山に何度も挑戦し
滑落して亡くなった方の文章は
生きていた証として心に響きます。
大学時代の友人からは
四国へ登山に行った際の写真を送ってもらいました。
友人はフルマラソンも出場する鉄人なので
自分もかなり刺激を受けています。
これからも健康に気をつけて
前向きに生きていきたいと思います。