新緑が美しい季節となりました。
最近はめまいや低音障害型難聴
の患者さんが増えています。
生活リズムが不規則で
睡眠不足やストレスが重なると発症する病気です。
スマホの健康被害についての研究で
米テキサス大学の心理学者
エイドリアン・ウォード氏は、
800人の被験者に対して
問題を解かせる実験を行いました。
参加者はスマホを机の上に下向きに置くか、
ポケットやバッグの中に置くか、
別の部屋に置くように無作為に指示されます。
そのうえで、数学の問題を解いたり、
無作為な文字列を記憶させたり、
複数の画像からパターンを見いだしたりします。
その結果、スマホを別の部屋に置いた者は、
机の上に置いた者よりずっと高い点数となり、
ポケットやバッグに入れた者よりも
わずかに高い点数となりました。
スマホがオン・オフどちらであろうと関係なく、
スマホが目の前にあるだけで気が散り、
集中力や認知能力が下がる
ということが証明されました。
スマホのブルーライトは目に刺激が強く、
眼精疲労や頭痛などの症状を引き起こします。
ブルーライトは太陽光にも含まれ、
メラトニン分泌を大幅に抑えます。
夜にこの光を浴びると
メラトニンが十分に分泌されず、
睡眠の質が落ちると、
食欲をつかさどるホルモンの分泌に
影響を及ぼし、肥満を促進したり、
体内時計に作用し生活習慣病のリスクが高まります。
医学誌『JAMA Pediatrics』に掲載された、
カナダの高校生を対象とした
「スクリーンタイムと青少年のうつの関連性」
によると、SNS・テレビ・ネットサーフィンを問わず、
スクリーンタイムが1時間伸びるごとに、
孤独感、寂しさ、絶望感といった
うつ状態のレベルが高まる可能性が指摘されました。
総務省情報通信政策研究所の
スマートフォン利用と依存傾向のデータです。
2605例の小学4年生から
社会人までのアンケート調査で
高校生のスマホ所有率は高く
高校生の半数以上がスマホを所持していました。
スマホを下向きで長時間見続ける際には
頸の骨に負担がかかってストレートネック
となり、頭痛やめまい、肩こりや吐き気など
多くの症状を生じることとなります。
寝る直前までスマホを見ると
脳が刺激を受けた状態となるため
不快睡眠を得られにくく、
身体の疲れも取れづらいため
スマホの見過ぎには気をつける必要があります。