今日はかなり寒い一日でしたね。
めまいのリハビリテーションの第一人者で
の著者である
横浜市立みなと赤十字病院
新井基洋先生のウェブ講演会に参加しました。
「女性のつらいめまい
リハビリと治療薬の選択」
めまい患者さんに行う
リハビリテーションの解説と
半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)
の治療効果について講演がありました。
リハビリテーションに加えて
半夏白朮天麻湯を併用すると
めまいの治療効果が
より改善しやすくなるという内容です。
ベタヒスチンメシル酸塩投与群(104例)と
半夏白朮天麻湯投与群(114例)で
4週間の治療前後のめまいスコア
(Dizziness Handicap Inventory ; DHI)
SF36を改変したSF8のスコア
を検討したところ、
特に消化器の症状がある方に
SF8の変化量の有意差を認め、
半夏白朮天麻湯が有効でした。
大変わかりやすい解説で
あっと言う間に時間が過ぎました。
最後に質疑応答の時間があり
リハビリテーションを途中で
どうしても中断してしまう方に
続けてもらうコツがあれば
教えて下さいと質問しました。
先生は「少しでも改善したら褒めて
一緒に効果を実感するように
絶えず励ましています。」
と言う回答でした。
これまで多くのめまい患者さんを診ている
先生の前向きなアドバイスは
大変参考になりました。
この日は140人もの方が
ネットで聴講していたとのことで
先生の人気が高いことを実感しました。
これからも新井先生を見習って
めまいのリハビリテーションと
漢方治療を続けていこうと思います。