【小林耳鼻咽喉科医院】 世田谷の耳鼻咽喉科 めまい 耳鳴り アレルギー性鼻炎 耳鼻科

Macで診察しています

今日はとってもいいお天気で、暖かくなりましたね。

土曜日の外来は花粉症の方が大変多く来院して

かなりの待ち時間となってしまいました。

 

 

当院では受付、診療室に

Macのコンピューターを導入しています。

 

 

 

勤務医時代に使用していたWindowsの電子カルテは

フリーズが多くてリカバリーに時間がかかることから

作業効率も落ちてしまい良い印象が無く、

開業に際しては個人的に好きなMacintoshしか

使いたくないという思いが強くありました。

 

 

 

セキュリティの関係で、Windowsでは不可能だった

電子カルテとネットを同時に使える環境も大きな魅力です。

 

 

またMacはデータベースソフトである

ファイルメーカープロ

との相性が良く、電子カルテのメーカーの中では、

ファイルメーカーベースで導入可能な

ANNYYS(エニーズ)

というメーカーの製品を選びました。

 

 

ANNYYSの秋山幸久社長

開院までわずかの時間しか残されていない中

「状況は厳しいですが、出来るだけの事をしましょう」

と大変協力的で、実直な態度に感銘を受け

実際にMac上での電子カルテの軽快な動作を見て

すぐに導入を決めました。

 

 

 

Macを使っての診療はストレスがなく、

中でも特に秀逸なのが、画像閲覧ソフト

OsiriX (オザイリクス)

です。

 

 

OsiriXとは、

医療に使われるレントゲン撮影装置

CT(コンピュータ断層撮影装置)やMRI、

PETなどから出力されるDICOM形式の医療用画像を

パソコンで表示するMac OS X用のソフトウェアです。

 

 

 

 

当院と提携している画像撮影専門の

メディカルスキャニング

で検査したデータをCD-Rで郵送してもらい

外来でOsiriX上で閲覧できるシステムを作っています。

 

 

 

非常に繊細な画面で細かい病変を描出することができて

めまい、副鼻腔炎、頸部腫瘍、頭痛などの

病気でお困りの方に画像をお見せしながら

詳しく解説しています。

 

 

大学病院で検査待ちに日数がかかることを考えると

短時間で結果を知ることが可能で

忙しい患者さんにも大変好評です。

 

 

またMacのスライド作成ソフト

Keynoteが学会発表などで非常に有用で

短期間に綺麗なスライドを作ることができて

大変助かっています。

 

 

操作感が軽快で直感的に操作できるので、

一度Keynoteを使うとパワーポイントには戻れません。

 

 

以前からMacを使っていると

古いデータが大量に蓄積して行くため

新しい機種を買った時に旧機種からのデータ移行が大変ですが

最新のMacBook Proでは

無線LANを利用したデータのやり取りが可能です。

 

 

このためごく短時間に

大容量のデータを移動する事が出来て大変便利です。

 

 

 

手前は2008年に購入したMacBookですが

10年後に当たる今年、

先日購入したMacBook Pro

 

 

と並べて使うと

体感速度がMacBook Proでは相当速くなり、

コンピューターの圧倒的な進化に驚きます。

 

 

これからも患者さんの待ち時間を出来るだけ短縮できるように

Macを活用して、機動力のある外来を続けていきたいと思います。