桜も満開の時期を過ぎて
花粉症の患者さんもようやく受診する方が
少なくなって来ました。
花粉症で眼の痒みがある方には
コンタクトレンズを使用している場合
防腐剤である塩化ベンザルコ二ウム
が含まれない点眼液を処方しています。
防腐剤の入った点眼液を使うと
角膜上皮の炎症が生じて
眼の痛み、異物感などが起きます。
またカラーコンタクトレンズでは
しっかりしたメーカーでは
色の部分がレンズに挟まれている
サンドイッチのような状態ですが
通販などでは色を表面に
吹き付けただけのものもあります。
そうしたカラーコンタクトレンズでは
角膜の表面が痛みやすく、
コンタクトレンズの種類により
注意が必要です。
コンタクトレンズが帯電し
花粉症が表面に付着して起こる
巨大乳頭角膜炎(GPC)や
レンズを長時間装着して
酸素不足となる点状表層角膜炎など
専門医による治療が必要な疾患もあります。
防腐剤の入っていない点眼液を
花粉症の飛散する前、1月くらいから
使用すると、花粉症の時期を楽に過ごせます。
花粉症の酷い方に効果的な
飲み薬の組み合わせもありますので
症状がつらい方はご相談下さい。