今日も晴れて暑い1日になりましたね。
昨日は診療終了後、漢方セミナーに参加して来ました。
場所はベルサール新宿グランドです。
「今日の漢方」セミナー
講師は大野クリニック院長 大野 修嗣先生
夏に多い病気に対する漢方治療についての講義です。
具体的な症例を提示して
疾患ごとの症状と身体所見を参考に
漢方処方を考えます。
夏に多い胃腸炎では
半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)を中心に
腹痛、冷えがあれば真武湯
口渇を訴えれば五苓散など
症状を見て漢方を選択します。
このまとめが非常に参考になり、
処方の際、大いに役立つ知識となりそうです。
夏バテの際には補中益気湯が有効ですが、
不眠や不安が強い場合には帰脾湯(きひとう)
や人参養栄湯
ほてりがあれば加味帰脾湯などを考慮します。
熱中症にも漢方薬が有効で
多くの漢方薬の使いわけも勉強しました。
皮膚の湿疹に対しても分泌物の性状により
処方する漢方も異なります。
耳鼻科以外の疾患に対する新しい知識を吸収出来て、
非常に有意義な講演会でした。
これからも漢方の勉強を続けて行きたいと思います。