今日は晴れて日中はかなり暖かくなりましたね。
この季節は気温の寒暖差が大きく気圧の変動もあり、
雨や雪が降る時にめまいがする方が多く来院されます。
めまいや耳鳴、難聴を起こすメニエール病は
漢方薬や有酸素運動が効果的ですが
高齢で運動が来ない方はめまいが長期化することもあり、
めまいのリハビリテーションが有効です。
リハビリテーションは1940年代にCawthorneやCookseyにより提唱され
1980年代にはNorreが、めまいの起こる動作を繰り返すと
めまいの頻度が少なくなることを報告しました。
リハビリテーションは
視線を素早く左右上下に動かす、首を動かしながら一点を見る
などの方法があります。
頭部や眼球を素早く動かす時には網膜上の像がずれますが
リハビリテーションを繰り返すことにより
このずれ幅を少なくすることでふらつきを抑える効果があります。
横浜市立みなと赤十字病院の新井基洋先生は
めまいのリハビリテーションの第一人者ですが、
済生会横浜市南部病院に勤務している時に
勉強会で知り合いになりました。
初対面から意気投合していろいろなお話をさせていただき
いつも明るく笑顔で前向きな、とても魅力的な先生です。
以前先生が連日お忙しくお疲れの時に、
漢方薬の補中益気湯をご紹介したところ、効果てきめんで
大変感謝されました。
先生の病院でめまいの患者さんにも漢方を処方していただけるようになり、
自分もお役に立てて良かったと思います。
小学校時代、父と多摩川に遊びに行った際に
トレーニング中のアントニオ猪木と記念撮影をしました。
ちょっと離れて遠慮がちに写っている若手レスラーが
この若い方が誰なのかこれまで全く知らなかったのですが、
プロレス好きな新井先生にこの写真を見てもらったところ、
この人が佐山 聡選手と教えてもらい
数十年ぶりに疑問が氷解して良かったです。
先月は渋谷の東急本店でジャイアント馬場展がありました。
入り口にある等身大のジャイアント馬場人形。
大きくてかなりの迫力です。
幼い頃にテレビで見ていたジャイアント馬場の試合は
序盤に劣勢でも逆転勝利してワクワクする事が多く、とても印象的でした。
会場にはアブドラ・ザ・ブッチャーや
スタンハンセンのTシャツなどもあり
ジャイアント馬場のTシャツを購入し
新井先生にプレゼントして、大変喜ばれました。
新井先生はこれまでに数多くの本を執筆されていて、
今日から最新刊のリハビリテーションの本が出版されました。
これまで出版された
もDVDが付いていてわかりやすく非常に評判が良かったのですが、
今回の著書はこれまでのエッセンスをまとめた
大変読みやすい本となっています。
長引くめまいでお困りの方は、自宅でできるリハビリテーションも
効果がありますので、是非参考にして下さい。
