今月も勉強会に参加して来ました。
東京都耳鼻咽喉科医会の学術講演会、場所は京王プラザです。
京王プラザホテルの入り口には
とても大きなキラキラと輝くクリスマスツリーが飾ってありました。
まず始めに保険診療についての演題の後
「アレルギー性鼻炎に対する新しい治療法」
名古屋市立大学耳鼻咽喉科 准教授 鈴木元彦先生の講演がありました。
いろいろな鼻炎の治療法の紹介の際に
鼻づまりの時、鼻の外側に貼って使う鼻腔テープが
本当に効いているのか
についてのお話しがありました。
テープの使用前と使用後で、実際に鼻腔の通りが違っていることを示す
テープ使用時の鼻腔MRI写真は、とても興味深いものでした。
外来での治療の際にも、鼻腔のどの部分の鼻汁を吸引するといいのかがわかり
大変参考になるMRI写真でした。
また抗アレルギー薬の倍量投与についてもお話しがあり、
通常の使用量の倍量を内服すると有効とのことでした。
講演終了後の質疑応答時間に私が
1. 倍量投与により副作用の頻度は上がるのか
2. 倍量投与で保険診療上問題となることはないのか
について質問したところ、
会場の先生方からいろいろな意見が出て
活発なディスカッションとなり、参加して良かったと実感しました。
これからも患者さんにとってどの治療がいいのか
アンテナを張り巡らせて
積極的に新しい情報を集めていこうと思います。