今日はスッキリと晴れましたが、寒い1日になりましたね。
急な気温の変化で体調管理が難しい時期になりました。
インフルエンザで来院する方も増えています。
先週木曜日は外来終了後
新宿での漢方セミナーに参加しました。
講師は大野クリニック院長 大野 修嗣先生
冬の時期に多い病気に対する漢方処方についての講演です。
会場にはたくさんの先生方が参加されていました。
症例を提示して
処方する漢方薬を選ぶ実践的な講義です。
インフルエンザ患者さんの例
身体所見と症状から適切な漢方薬を選びます。
この例では麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)
が悪寒、倦怠感、咽頭痛に対して効果的です。
このような症例を症状に応じて処方する薬を考えます。
長引く咳の症状がある場合に処方する
神秘湯や清肺湯、滋陰降火湯(じいんこうかとう)
の使い分け方についても詳しく説明があり、
とてもわかりやすかったです。
このほかに頭痛、食欲不振、鼻汁などの症状がある場合など
多くの症例に応じた具体的な漢方処方について
先生の解説で納得することが多く
大変勉強になりました。
また講義終了後の質疑応答の時間に多くの先生方が、
外来で困っている患者さんについて質問し
大野先生から的確なアドバイスを受けていて
このやりとりも非常に参考になりました。
長時間の講義でしたが充実していて、
新しい知識も増えてとてもいい経験でした。
これからも勉強会に積極的に参加して行きたいと思います。