今日は晴れて
気持ちのいいお天気になりましたね。
5月に当院は開院7周年となり
これまでの患者さんの総数が
10,000名を越えました。
開院当時赤ちゃんだったお子さんも
7歳になり小学校に入ると聞いて
いつの間に大きくなったのか
ビックリすることも多く
感慨深いものがあります。
また治療がイヤで大暴れして
スリッパを投げて抵抗していた
男の子も、最近は高学年となり
受け答えもしっかりして
大人に近付いているんだなぁと
成長を見るのが楽しみになりました。
多くの患者さんを拝見しましたが
その中でも特に印象的な出来事を
振り返ってみます。
鼻にポリープが出来て
鼻の穴の外にまで飛び出し
夜に息が出来ない93歳の男性。
大学病院では高齢で麻酔のリスクが高く
命に関わる可能性があり
病院からは手術を拒否されていました。
CTでは右鼻腔を占拠する
巨大な腫瘍を認めました。
ご本人の苦痛度も高く、
ご家族とも良く相談していただき
合併症のリスクを承知の上
外来で局所麻酔で手術を行いました。
手術は短時間で終了し、
術後はすっかり呼吸が楽になったとのことで
大変感謝されました。
大学病院でも出来なかった手術を
無事に終えることが出来て
患者さんのお役に立てて良かったです。
のどの異常感を訴える60歳の女性に
漢方の半夏厚朴湯を処方したところ
のどの違和感が消失しただけでなく
長年の悩みであった不眠の症状まで改善し
とても感謝されました。
漢方薬の意外な効用を実感しました。
96歳の女性の方は副鼻腔炎と咽頭炎で
鼻とのどの処置に連日通って頂いていますが
そのお子さん、お孫さんと
さらにお孫さんのお子さんまで
当院に四世代の方がいらしていて、
ご家族に大変信頼されていて
このような貴重な体験が出来て
開業医になって良かったと実感しました。
これからも最新の医療知識を吸収し
気持ちも新たに日々精進して
診療に取り組んでいきたいと思います。