今日は晴れてかなりの暑さとなった一日でしたね。
以前のブログでアメリカの医療事情について書きましたが、
海外の医療費がどのくらいかかるかについてまとめてあるサイトがあります。
日本と海外での医療費の差です。
救急車の料金はアメリカでは12万3000円。
初診料はアメリカ、フランスで11,500〜17,200円。
日本の2,820円、タイの3〜4,000円と比べてもかなりの高額です。
虫垂炎の場合、日本では4日間の入院で60万円のところ
フランスでは3日の入院で約109万円となっています。
骨折の治療費は日本では2万円ですが、フランスでは倍の4万円台
タイでは3万円です。
高額支払い例を見ると、アメリカ旅行で買い物中に
意識障害、心不全で25日入院した場合に何と2,347万円の保険金が支払われています。
日本ではフリーアクセスで国民全員が均等の医療を享受できますが、
世界の中では特別なとても恵まれた制度と言えます。
外国との医療費の比較を日本医師会が検討していますが
2016年のGDP(国内総生産 Gross Domestic Product) に対する
保健医療支出の割合は10.9%で、OECD加盟35か国中6位となっています。
また一人当たりの医療費は4.519ドル(約487.066円)で
OECD加盟35か国中15位となっています。
国民医療費は少子高齢化社会の影響から年々増加しており、
2017年度は40兆円を超えています。
最近では抗がん剤のオプシーボなど免疫チェックポイント阻害療法薬のほか、
白血病治療薬のキムリアは薬価が三千万円以上するなど
非常に高額のため、医療費高騰の一因となっています。
アメリカでは一回の投与額が4,200万円のリンパ腫治療薬「イエスカルタ」
両眼への一回投与が一億円近くなる遺伝性網膜疾患の治療薬
「ラクスターナ」も発売されていて
将来日本にも導入される可能性があります。
また柔道整復師に関する医療費は年間4000億円で、
不正請求で摘発される整骨院も毎年増加しています。
諸外国と比べて恵まれている日本の医療ですが、
今後予想される医療費の増大はかなりのもので
不必要な検査や投薬など極力行わないよう、今後も気をつけたいと思います。