連日熱戦が続く
オリンピック・パラリンピック東京大会で
卓球の男女ペアが念願の金メダルを獲得しました。
これまでは中国の厚い壁にことごとく阻まれ
金メダルには届きませんでしたが
昨日の熱戦の結果
素晴らしいフィナーレを迎えましたね。
新型コロナウイルスの流行で
ネガティブな気持ちでいましたので
胸がスッキリした気がします。
かつてはピンポン外交といって
昭和46年に名古屋で行われた世界卓球選手権に
中華人民共和国が六年ぶりに出場
大会終了後にアメリカやヨーロッパの選手を
中華人民共和国に招待したことがありました。
当時ベトナム戦争で敵対関係にあった
中華人民共和国とアメリカが急接近、
翌年にはニクソン大統領の訪中が実現し、
これにより日中国交正常化が進みました。
また以前には32か国しか国交がなかった
中華人民共和国は、ピンポン外交後に
100か国以上と国交を結ぶこととなりました。
この時に調整役となった
日本卓球協会理事の
早稲田大学名誉教授 森武さんが、
私の親戚の知り合いで
当時の詳しいいきさつを聞きました。
中華人民共和国のチームのバスに
アメリカの選手が間違えて乗ってしまい
その選手同志が互いにお土産を渡すという
ほほえましいエピソードもありました。
森武さんは卓球を通じて日中友好に貢献され、
胡錦濤国家主席と福原愛さんが早稲田大学で
卓球をするなどの親善外交に尽力しました。
多くの方々が日中友好のために活躍され
今回念願の金メダルを獲得したことで
その人達の思いが実現したのではないでしょうか。
これからもこうしたエピソードを紹介したいと思います。
前回のオリンピック東京大会に
両親と参加していた時の写真です。
素敵な雰囲気ですね。
今後の日本選手の活躍に期待しましょう。