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【小林耳鼻咽喉科医院】 世田谷の耳鼻咽喉科 めまい 耳鳴り アレルギー性鼻炎 耳鼻科

東京都耳鼻咽喉科医会に参加しました

今日はスッキリと晴れましたが、肌寒い一日になりましたね。

 

 

先週土曜日は、東京都耳鼻咽喉科医会に参加しました。

場所は新宿の京王プラザです。

 

 

 

ホテルはすっかりクリスマスモードでした。

 

講演は、香川医科大学医療情報部 客員研究員

池田 正行先生

「医療訴訟における医師側の敗因分析 国家賠償訴訟の経験から」

 

 

 

 

池田先生は法務技官・矯正医官として高松少年鑑別所に勤務、

たいへんユニークな経歴でテレビ番組にも多く出演し、

医学知識の普及に尽力されています。

 

刑務所で医療事故が起こり、訴訟となった場合に

国の法務担当者に医学知識を教える役目をされています。

 

 

 

 

裁判官が常識はずれの判決を出す背景には

医療事情に疎いことが挙げられます。

 

以前読んでいた裁判官の問題点を指摘した本

裁判官が日本を滅ぼす

 

 

にも山形マット死事件など

理不尽な判決が出された事例が数多く載っています。

 

 

 

池田先生が医療裁判を少しでも改善するため

全国を回って奮闘している活動について

具体例を挙げての講義内容で、大変参考になりました。

 

 

 

 

弁護士の数は年々増え続けています。

 

 

 

 

それまで自己破産など債務整理を主な仕事としていた弁護士が

医療訴訟に手を広げ、医学書片手に弁護活動をしている現状を

何とか変えようと先生は奮闘されています。

 

 

 

 

講演後の質疑応答では、多くの先生方が医療裁判の判決が

あまりに医療現場とかけ離れていて納得できないという意見でした。

 

裁判を通して弁護士・裁判官を教育し

やみくもな医療訴訟を撲滅したいとの

池田先生の取り組みは素晴らしいです。

 

 

 

 

続いての講演は、太田総合病院記念研究所 太田睡眠科学センター所長

千葉 伸太郎先生

「アレルギー性鼻炎と睡眠障害」

 

 

 

 

先生は睡眠時無呼吸症候群のスペシャリストで

アレルギー性鼻炎による睡眠障害に着目し

さまざまなメカニズムを考察しています。

 

鼻閉による口呼吸が睡眠時無呼吸症候群を引き起こして

アレルギー性鼻炎による生体内科学伝達物質であるサイトカインが

睡眠と覚醒の調節に影響するとの理論でした。

 

 

 

 

睡眠時無呼吸症候群は、患者数が200万人とも言われ

高血圧、心筋梗塞、脳血管障害のリスクが上がり

居眠り運転による交通事故の誘因になったり

社会的にも大きな問題となっています。

 

 

 

 

一晩に30回以上の無呼吸(10秒以上の呼吸停止)があり

一時間に5回以上の無呼吸で睡眠時無呼吸症候群とされます。

 

一時間あたりの無呼吸と低呼吸の合計回数を

AHI(Apnea Hypopnea Index 無呼吸低呼吸指数)と呼び

この指数により重症度を分類します。

 

 

 

 

寝ている時に舌根部が気道を塞ぐことが原因で発症する病態は、

閉塞性睡眠時無呼吸症(OSAS)と呼ばれます。

 

 

 

 

 

 

治療には呼吸を補助する装置を使う

CPAP(Continuous Positive Airway Pressure 持続的陽圧呼吸

が有効です。

 

 

 

 

当院では睡眠時モニターとして

夜間に呼吸数や酸素濃度を測定できる装置をご自宅に貸しだして

解析結果を外来で説明することが可能です。

 

 

 

検査の結果AHIが20以上であればCPAPの適応となります。

 

検査機械をご自宅に貸し出しますので入院しないですむため

お忙しい方には時間の節約になるシステムと考えています。

 

いびきや無呼吸、昼間の眠気などでお困りの方は

一度ご相談下さい。

 

 

いろいろな知識を吸収できて、とても有意義な会でした。

今後も積極的に勉強会に参加したいと思います。