正月に江戸東京博物館の戦国時代展で見た
秋田市指定有形文化財
佐竹義重の黒塗紺糸威具足
は強烈なインパクトがありました。
熊の毛で作られた前立は、
近くで見るとかなりの迫力があります。
毛虫は前にしか進まないので前進を表しています。
戦国武将の兜には同じ前進を表す
ムカデやゲジゲジを模した兜もあります。
いずれも伊達成実のものと言われています。
こうした変わった兜を集めた本
を読んで正月のブログを書きましたが
以前勤務していた済生会中央病院で
長く診察していた患者さんが
その時のブログを読んで
素敵な本をプレゼントして下さいました。
この2冊の本に掲載されている面白い兜の数々です。
カマキリを模した兜
桃形兜(ももなりかぶと)
トンボを模した兜
銀小札 萌黄糸威 二枚胴具足
(ぎんこざね えもえいとおどし にまいどうぐそく)
動物や海の生物では
兎形かわり兜(うさぎなりかわりかぶと)
カニ
熊
タコ
伊勢エビ
ホタテ
横から見ると迫力があります。
サザエ
最初見た時には思わず笑ってしまいましたが
鎧を含めた全体像を見ると結構決まっています。
他にも変わり兜として
本当にいろいろな形がありますね。
戦国時代の武将も、兜とともに覚えると親しみがわきます。
織田信長
豊臣秀吉
徳川家康
学生時代の日本史の授業も、
登場する武将の兜を写真で見て
戦場の情景を想像しながら勉強出来れば
きっとさらに理解が深まりましたね。
これからも戦国武将の
歴史上のエピソードと兜を紹介したいと思います。