5月になり爽やかな陽気の日が続きます。
先日病院の近くを散策しました。
松陰神社近くにある患者さんの庭園に
素晴らしい薔薇が咲いています。
とても綺麗な色合いです。
世田谷区役所も新しくなり
近代的なビルに建て変わりました。
病院から30分ほど歩くと
世田谷線の宮の坂駅があります。
一つ隣の山下駅近くには
招き猫で有名な豪徳寺もあります。
近くにある世田谷城址公園
も当時は豪徳寺とともに城郭を形成していた
と考えられています。
世田谷城は室町時代に吉良氏により築かれました。
吉良氏は足利氏の系列で、
1345年(興国6年)に三河の吉良定家が
奥州管領となり関東に領地を得ます。
江戸時代には彦根藩世田谷領となり
豪徳寺は井伊家の菩提寺となっています。
当院におかかりの小学生女子が
自由研究で
「世田谷線は世田谷城のお堀に作られた」
という仮説を発表し
文部大臣賞を受賞しました。
実際に現地に足を運び
西側のお堀址がどのようになっているのか
水の流れを見るため
ペットボトルで水を道路に流し
傾斜を確認したり
フィールドワークが秀逸で
とても興味ある内容でした。
実際に学会に発表しても
おかしくないほど充実した内容で
大変感心しました。
小さい頃から慣れ親しんだ世田谷線が
世田谷城と関係していたと考えると
大変興味深く、
歴史の流れを勉強することが
とても大切だと思いました。
これからも地元の情報を
発信していきたいと思います。